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April 17, 2017

写真日乗2017/04/01〜クローズド・サークル〜

L1000320ver3
撮影:2017/04/01 於:東京・久が原
Leica M Voigtländer HELIAR Vintage Line 50mm f3.5

今日は4月1日、今年は土曜日に当たったので、わが職場で新入社員を迎えるのは、4月3日の月曜日なる。

私は1980年に大学を卒業して今の職場に入ったが、おそらく4月1日だったのではないかと思う。広報部に配属され、まずは人の書いた文章を機関誌に載せるための編集作業を3年先輩の人に教わりながら行った。それほどスタッフの数が多くはない組織だが、いろいろな人が書き、その上司が直した文章、あるいは外部の識者が書いた文章に眼を通すことで、正しい文章の書き方を自然と覚えていったように思う。
それは外部にコラムを出すようになったいま考えてみれば、すばらしい経験であり、その蓄積でいまも生き延びているのだろう。
当時のことは、さすがに37年も前なので、かなり忘れてしまっているが、同じ年に入った同期や前後に入った先輩・後輩たちは、当時、私から見ればもっとクリエイティブな仕事をしていて、羨ましくも感じた。その同期、先輩・後輩は10数人いたが、いま残っているのは、私も含め4人だけだ。みなそれなりの仕事をして、役員になった者、部長職についた者も多かったが、こうしてまだ同じ職場にいると、じわじわと寂しさがつのる。
企業などでは、役職定年制もあり、50代半ばから転籍になることが多いようだ。かつてわが職場に出向し机を並べていた東京電力の二人は、東日本大震災と1Fの事故で将来の昇進が露と消え、それぞれ別会社、関連団体に転籍した。二人とも、役員候補、一人などは社長候補にもなっていただけに、無常を強く感じる。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」はクローズド・サークルのお話、しかも殺人事件だが、私が属するところもある種の閉鎖空間で、その構成員はあまり変わらない。その中で消えていく理由は様々だが、二度と戻ってくることのできない者の宿命は、なにやらミステリーのようにも思えてしまう。
どんなに功績を挙げようと、一瞬にして消えざるを得ないクローズド・サークルの怖さは、残された者にしか感じられないのかもしれない。

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