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February 27, 2006

ラグビー日本選手権決勝

このブログには書いたことはなかったが、実は私は、大学時代にラグビーをやっていた。いわゆるクラブチームで創設間もないリーグに所属、なんとか4年の時にBリーグで優勝してAリーグに昇格した。以来、母校の本ちゃんのチームの試合を中心に、秩父宮や国立競技場に足を運んだが、このところ億劫で、スタジアムでの観戦はずいぶんとご無沙汰してしまった。特に昨日の日本選手権の決勝のような雨のもとでの試合では、プレーヤーより見ているものの方が過酷である。

昨日の試合に関しては、日本の最高レベルのものとしてはいくつか不満が残った。試合の内容というより、舞台の設定のあり方についてである。

まず、グラウンドコンディションである。秩父宮ラグビー場は、日本ラグビーの聖地ではあるが、あまりにも多くの試合が行われるために、すでに秋の終わり頃にはかなりひどい状況になっている。年が明けて、雪が降ったり、雨が多くなるなかでさらに試合が続くために、センターラインを挟んで10mあたりは、芝が完全にはげてしまうような状況になる。
日本選手権の決勝の前に、関東選抜VS九州選抜の試合が行われており、前日まで一応整備したグランドはぬかるみと化した。

そのような状況のなかでも東芝は、前半からマクラウド中心のバックスを動かそうというゲームプランを立てたが、さすがにパスの精度もランニングのスピードも殺されてしまい、ゲインすらなかなか切れない状態が続いた。
2つめの不満というのは、後半、東芝がゲームプランを変え、FW周辺の突破とモールでの押し込みをメインにした戦いにしたことだ。

結局、NECの厳しいディフェンスに阻まれ、終了間際のインゴールノッコンの時以外は、これといったチャンスもないまま、決め手を欠いた。NECのディフェンスは実に堅牢で、さすがの東芝もトライができなかったが、もし東芝が後半も横への展開を織り交ぜていたら、1つか2つのトライはとれたように思う。フィットネスが高く、最後までスタミナ切れを起こさないNECのディフェンスのすばらしさは讃えたいが、あくまでも東芝は、FW周辺にこだわらず、ボールを散らして戦うべきであった。たぶん早稲田ならそうしただろう。

3つめの不満は、開催時期である。トップリーグが終了し、マイクロソフトカップが行われ、すぐにその後、日本選手権が開催される。大学選手権の準優勝以上のチームは、1ヶ月のブランクを経て、日本選手権の1回戦を戦う。シーズンは深まり、故障者が多い時期でもある。雪や雨が降りやすい時期なので、前述の通りグラウンドも最悪である。

サッカーでは、元日決戦が定着しているが、大学のトップリーグもリーグ戦を秋から春までの半年として、年末年始の1ヶ月に集中して、トップリーグ、地域リーグ、大学などを一本化したカップ戦を開催してはどうか。出場資格は、前年の成績に秋シーズンの成績を加え、日本協会推薦というかたちにする。大学を何チーム入れるかは、その時々のトップリーグチームと大学チームの格差を勘案して決める。できればサッカーと同じように新春の風物詩として盛り上げる。

日本選手権が終わると、日本ラグビーは一気にオフシーズンにはいるが、もしトップリーグ、大学とも前後期制になれば、日本選手権の後もトップリーグ、大学ともラグビーを楽しむことができるようになる。

それがだめというならば、かつてのように、トップリーグの勝者と大学選手権の勝者の1本勝負にすべきだ。今年は早稲田が4強に残って盛り上げたが、トップリーグだけのセミファイナルは、マイクロソフトカップでカップ戦を観たばかりなので、全く興味が湧かない。

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