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March 16, 2008

ヒラリー・ハーンを聴く

昨年も来日し、高く評価されたヒラリー・ハーンを横浜みなとみらいホールで聴く(2008年3月16日)。昨年は聴き逃していたが、iPODにモーツアルトのソナタやエルガーのコンチェルトを入れて聴いていたので、彼女の音楽性はだいたいつかめていた。ゆえにライブでの演奏は、ことさら楽しみにしていた。

この人は、10代から注目されていて、ディスクも多いが、SONYからDGに移籍し、すっかり売れっ子になった。スタイルは、誇張のない自然なもので、難曲を難曲としてテクニックで聴かせるというより、作曲家が書いた音楽世界に逆らわず、作曲家の力を借りながら弾ききってしまうという感じか。

今日の演目は、シベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47だったが、ジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィルの好サポートを得て、安心して演奏していたように見受けられた。ノセダの指揮はオーソドックスで譜面に忠実だが、それに乗ってハーンのヴァイオリンは十分、正当性を感じさせる演奏だったと思う。

特に二楽章のアダージョ・ディ・モルトの静謐感は見事、英国でライブ中継されていたというが、電波でも十分そのすばらしさは実感できたのではないか。花粉症の時期に、聴衆のくしゃみや咳などが心配されたが、このような演奏では必死に耐えなければならない。

終演後のサイン会には長蛇の列ができていた。サイン会を否定するつもりはないが、よい音楽は聴くだけで十分なのではないか。そのサインにどれだけの価値があるかはわからないが、30、40年経ちハーンが大家になったとき、まさか鑑定団的番組に子孫にそのサイン入りCDを出してもらうわけでもなかろう。

記念にしたいのなら、音楽の印象を一言でもよいから、チケットやプログラムにメモに残しておくことをお勧めする。その方が、よほど記憶に残る。

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