« 小池光新作 | Main | アワチドリ »

June 15, 2008

6月の短歌作品

制限

 五号車の車窓にうつる朝焼けをみつめる携帯なりつづけるなか

 眠りこけたるおんなの手元に携帯はなりつづけたり、あゆのメロディ

 汽笛ならぬ新橋駅に降りてゆくおんな携帯を車内にのこす

 気づきたるはわれのみであり携帯を壊す?捨てる?大事にしまう?

 東京駅三番ホームに駅員はおらず携帯ベンチにおきぬ

 六時よりお菜はならべられはじめ冷たきものが最初にならぶ

 温かき煮物は里芋、ヤングコーン、人参もられて梅雨寒の朝

 眼前にならべられたる糖質をたべるわけにはいかぬ療法

 炭水化物糖質制限食療法「慣れればどーってことはない」とぞ

 クリームパンあんパンだいふく「金輪際たべない」などとわれは誓いぬ

 通いなれれど月曜の階段さいしょの数歩がきつい
 
 消すことのできる赤のボールペンはしらせ部下のプランをなおす

 痕跡のかすかにのこる獣道ガード下にも夕陽はあたる

|

短歌」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32568/41541984

Listed below are links to weblogs that reference 6月の短歌作品:

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)