6月の短歌作品
制限
五号車の車窓にうつる朝焼けをみつめる携帯なりつづけるなか
眠りこけたるおんなの手元に携帯はなりつづけたり、あゆのメロディ
汽笛ならぬ新橋駅に降りてゆくおんな携帯を車内にのこす
気づきたるはわれのみであり携帯を壊す?捨てる?大事にしまう?
東京駅三番ホームに駅員はおらず携帯ベンチにおきぬ
六時よりお菜はならべられはじめ冷たきものが最初にならぶ
温かき煮物は里芋、ヤングコーン、人参もられて梅雨寒の朝
眼前にならべられたる糖質をたべるわけにはいかぬ療法
炭水化物糖質制限食療法「慣れればどーってことはない」とぞ
クリームパンあんパンだいふく「金輪際たべない」などとわれは誓いぬ
通いなれれど月曜の階段さいしょの数歩がきつい
消すことのできる赤のボールペンはしらせ部下のプランをなおす
痕跡のかすかにのこる獣道ガード下にも夕陽はあたる
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