7月の短歌作品
資源
玄関先に待っていましたというばかりのおとこが古紙をあつめてしまう
アルミ缶スチール缶は私道にてあつめる児童育英のため
週に二度資源ゴミなるゴミあつめ資源さらうはチャイナのごとし
残されしもののかずかず、髭の濃きおとこ、あるいはその他無価物
原形をとどめぬものの美しく雑瓶こなごなになるは悲しく
いっせいに立ち上がりたる客のあとみどり色したマドラーいっぽん
紫陽花に終日ひかりのあたらざる葉叢のありてみどりしたたる
マドラーも有価物なる扱いをうけるすべてを資源化せよと
ゴミらしきもの爪先にてスタッフのひろうランチタイムは終わりぬ
銀色の紙くず少女がひろいたり緊急停車のアナウンスひびく
紙くずを掌にのせもてあそぶ少女よ電車は何時うごきだす
元台風と元ホステスの違いなどかんがえ夜半の霧雨のなか


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