トムラウシは、ほんとうに遠かった
家族を連れて、ずいぶん山に登ったが、自分が何度も登った経験のある山域、かつて小屋番をしていた山域ですら、緊張した。天候の判断に加え、登山道の状態などを把握しながら、ときには思い切った予定変更、撤退もした。
日本の夏山でも、間違えれば死ぬことを今回の事故は如実に示しているのだ。
トムラウシは、登った者の感覚からすれば、そもそもガイドツアーで登らせる山ではないが、業務上過失致死で捜査とは、警察の考え方もおかしいと思う。会社の関係者を逮捕したところで、問題は解決しない。
中高年の登山に対する心構え、体力増強の指南書でも、どこかがつくればよいと思うが、それでもこの夏、綺麗なお花畑の写真に誘われて、経験の浅い者たちが遭難と紙一重の状態で山には入るのだろう。
しかし登山のガイドツアーは、もうリスクがありすぎて、商売にならないだろう。中高年の経験の浅いハイカーが、本格的な登山の領域に入ってこなくなることを心から期待する。


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