文藝春秋四月号「ルポ下層社会」について
文藝春秋四月号に掲載されている「ルポ下層社会-改革に棄てられた家族を見よ」はひどい原稿である。最近はやりの「小泉改革=格差社会の到来」という図式にのせて、それぞれのケースごとの生活破綻の原因を突き止めることなく、目を覆いたくなる事例を列挙し、あたかもそれらが政府の施策によって生まれたものだと断定している。
文藝春秋四月号に掲載されている「ルポ下層社会-改革に棄てられた家族を見よ」はひどい原稿である。最近はやりの「小泉改革=格差社会の到来」という図式にのせて、それぞれのケースごとの生活破綻の原因を突き止めることなく、目を覆いたくなる事例を列挙し、あたかもそれらが政府の施策によって生まれたものだと断定している。
第三次小泉改造内閣には、いわゆる小泉後継といわれる政治家が複数、入閣を果たした。谷垣財務大臣、麻生外務大臣、安倍官房長官、それに竹中総務大臣・郵政民営化担当大臣と与謝野経済財政・金融担当大臣である。保守本流の系統にある人、個人の力でのし上がってきた人、様々である。
自民党の記録的大勝をどうみるか。本日(9月15日)の朝日新聞において、ジャーナリストのカレン・ヴァン・ウォルフレン氏が、「民主主義の弱まりの兆候」ということを書いている。私は、氏の論が表層的な分析に基づくものであると強く感じた。
政権与党の自民党は、単独で296議席、連立を組む公明党の獲得した議席を合わせると、衆院の議席480の3分の2を超える327議席を獲得した。これで郵政民営化法案も可決が確実となり、小泉劇場の最終幕が始まったことになる。
いよいよ総選挙である。政権二度目の総選挙で小泉総理は、郵政民営化への賛否を争点にすると明言した。果たして、郵政民営化は争点になりうるか。郵政民営化の意味するところを国民は十分理解できるのか。
3週連続で中国の主要都市において大規模な反日デモが発生し、相当の破壊活動が行われた。今回の反日運動は、学生主体のものであるが、日本で30数年前に起きた大学紛争を思い起こさせる。今回のデモと日本の大学紛争は、相似的な面がある一方、決定的に異なるところがある。
先日、小泉総理の所信表明演説における引用「『やれば出来る』は魔法の合いことば」について書いた。このことをある新聞の編集委員に話したところ、「小泉総理は、人生の節目節目で、『やれば出来る』と自分に言い聞かせてきた。彼にとっては、とても重要な言葉のようだ」という返事が返ってきた。
文藝春秋において「日本人へ」と題する塩野七生さんのエッセイが掲載されるようになって1年半が経過した。文春は昔から購読していたが、最近ではこのエッセイを読むために購入している感が強い。
年に1,2度しか見ない映画を見た。韓国映画史上、最高の興行成績を上げた「ブラザーフッド」である。朝鮮戦争の遺骨発掘から、いくつかの細い事実の糸を束ねながら作られた、戦時下の兄弟愛の物語である。
バランスをとることは、組織や制度を運営する上でとても重要である。たとえて言えば、やじろべえのように、左右に振れたとしても最後は均衡を保つ。そうした機能は、組織や制度の運営する人にも求められる。知識や経験が豊富で、バランサーとして信頼を集める。安定した時代には、やじろべえの機能は重要なのである。
5月22日の小泉訪朝の結果をどう評価すべきか、1週間、考えた。まだ明確な結論は出せていないが、ただ一つ気になるのは、日本のおけるすべての動き、言質が当然のことながら北朝鮮の側には丸裸の状態で伝わっているということであろう。
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